行政書士って、ご存じですか?

そもそも行政書士って?

 行政書士は、行政書士法(昭和26年2月22日法律第4号)に基づく国家資格です。
日々の暮らしやビジネスの中で、様々な困りごとって出てきますね。そんなとき、誰に相談したら良いか分からない場合に、行政書士がお役に立てるかもしれません。

行政書士の仕事、みなさんのお役に立てるものがたくさんあります!

 行政書士の仕事は、大きく分けて3つあります。
 ①【官公署に提出する書類】の作成とその代理、相談業務
 ②【権利義務に関する書類】の作成とその代理、相談業務
 ③【事実証明に関する書類】の作成とその代理、相談業務

に分類することができます。①~③について、一つずつ見ていきましょう。

 ①について
官公署とは、各省庁、都道府県庁、市・区役所、町・村役場、警察署等を言います。
 官公署に提出する書類のほとんどが、許認可等に関するもので、その数は一万種類以上あると言われています。代表的なものとしては、

 建設関係・・・建設業許可申請、産業廃棄物処理業許可申請、宅地建物取引業者免許申請、開発行為許可申請、工場設置許可申請、電気工事業者登録申請、広告物設置許可申請、etc

 運輸交通関係・・・自動車保管場所証明申請(車庫証明)、自動車登録申請、道路使用許可申請、一般貨物自動車運送事業許可申請、第一種利用運送事業経営許可申請、個人タクシー許可申請、etc

 風俗食品衛生関係・・・風俗営業許可申請(料理店、バー、パチンコ店、ゲームセンター)、飲食店営業許可申請、旅館営業許可申請、深夜酒類提供飲食店営業開始届、etc

 入国管理手続関係・・・帰化許可申請、在留資格認定証明書交付申請、在留資格変更許可申請、永住権許可申請、在留特別許可申請、etc

 法人設立関係・・・株式会社設立、財団・社団法人設立許可申請、NPO法人設立、医療法人設立許可申請、社会福祉法人設立許可申請、定款変更、就業規則作成、etc

 著作権登録関係・・・著作権登録申請、プログラム登録申請、etc

 その他・・・農地法許可申請、旅行業登録申請、古物商許可申請、貸金業登録申請、酒類販売業免許申請、墓地経営等許可申請、理容・美容院・クリーニング開設届、保育所認証申請等、etc

が挙げられます。それ以外にもたくさんあります。

 また、許認可等に関して行われる聴聞、又は弁明の機会の付与の手続きその他の意見陳述のための手続きにおいて、当該官公署に対してする行為について、行政書士が代理することで事務の迅速化等が図られ、国民の利便に貢献しています。

 また、行政書士は作成することができる書類の作成について、相談に応ずることができます。

 【官公署に提出する書類】の作成とその代理、相談業務は、行政書士の仕事です。
 ※他の法律において制限されているものについては、業務を行うことはできません。

 ②について
権利義務に関する書類とは、権利の発生、存続、変更、消滅の効果を生じさせることを目的とする意思表示を内容とする書類を言います。
 分かりやすく具体的に言うと、各種契約書や協議書、会社の定款などです。代表的なものとしては、

 契約書・・・売買、贈与、賃貸借、消費貸借、使用貸借、請負、委任、和解、etc

 遺産分割協議書、離婚協議書、内容証明、告訴状、告発状、嘆願書、請願書、上申書、始末書、念書、etc

が挙げられます。それ以外にもたくさんあります。

 【権利義務に関する書類】の作成とその代理、相談業務は、行政書士の仕事です。
  ※他の法律において制限されているものについては、業務を行うことはできません。

 ③について
事実証明に関する書類とは、自ら社会的に証明を要する事項について、証明するための文書のことです。主なものとしては、

 各種図面類(位置図、案内図、現況測量図等)、各種議事録、会計帳簿、貸借対照表、損益計算書等の財務諸表、申述書、etc

が挙げられます。 それ以外にもたくさんあります。

 【事実証明に関する書類】の作成とその代理、相談業務は、行政書士の仕事です。
 ※他の法律において制限されているものについては、業務を行うことはできません。

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